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正常組織を保護する陽子線ストッパーとしての歯科用のスペーサーの有効性

2013年08月05日
陽子線の粘膜炎対策スペーサー論文

陽子線治療における粘膜炎対策にシリコン印象材によるスペーサーが有効であったとする論文です。

ライナックで行われる口唇がんや鼻腔がんで利用される口腔鉛ブロック、眼瞼がんで利用される鉛コンタクト、舌がんの組織内照射で利用されるスペーサーの陽子線版です。

基礎的(DVH)、臨床的に検証しています。

シリコン印象材1cmで陽子線の深度を1.5~2cm程浅くできるようです。
また、臨床的にも重篤な粘膜炎は観察されなかったそうです。
しかし、論文を読むと、臨床における効果は素材よりも距離の効果が強いような気がしました。

また、すべての領域の口腔がんで利用できるわけではなく、頬粘膜、口唇、歯肉、副鼻腔の局所照射が適応になろうかと思います。

適応以外の領域の口腔がんで利用すると局所制御率を落とす可能性がありますので注意が必要です。

適応を間違わなければ簡便で非常に良い方法だと思います。


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