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第9回口腔ケア学会 at 名古屋

2012年06月18日
昨日、一昨日は、第9回口腔ケア学会。
当院 口腔支持療法外来を代表して、T教授と一緒に参加。

今回の学会は本当にいろいろな方と出会えた学会だった。
人は財産、そんな意味で、掛け替えのない財産を得ることができたと思う。
この財産、決して減らすことなく大切に大切にしていきたいと思う。。

そして、そんな出会いの中、口腔ケアは内科学であると強く感じ
血液腫瘍患者さんを診るようになって約3ヶ月。まだまだ、勉強不足であることも再認識させられた。

特に、駒込病院のIさんとの出会いは衝撃的だった。
内科的な知識の豊富さに看護師さんだと思って話していたら歯科衛生士さんだった。
本当に驚いた。こんな歯科衛生士さんがいるんだって。
また、会話の中に彼女の臨床で悩み等が垣見られて、真剣に患者さんに向き合ってるんだなぁって、
彼女のためにも自分の患者さんのためにも臨床に直結するようなエビデンスをしっかり発信していかなくちゃって、本当にホントに思った。

また、東京医科歯科大学の大学院生の子の笑顔も最高だった。
こんな子たちを指導できるM先生は幸せ者だ。
僕も彼らのような希望とやる気が溢れんばかりの子達とエビデンスを発信したい。

また、ランチョンセミナーのY先生のお話は本当にためになった。
強面・ゆるキャラなところも Good(^^)。
カンジダ、奥が深いね。
そして、裏付けとしての基礎は大切だって再認識

後輩とやっているカンジダ研究。病院移転で滞っているけど、しっかりやらなくちゃ。

今回の僕の発表は
「小児がん治療における Intensive Oral Managementの粘膜炎・発熱日数短縮効果」
というもの。
内容は岡山のS先生が提唱している Intensive Oral Care Protocolに口腔全体の粘膜清掃を加え、歯科の介入を色濃くしたものをIntensive Oral Managementとして提案し、その効果をretrospectiveに評価したもの。
(注:発表では、治療中から血球回復期と限定してまとめました。真のOral Managementは治療開始前から終末期まで続きます)

多分、僕らの提唱しているIntensive Oral Managementは患者数の少ない大学だからこそできるんだと思う。
でも、それなりに理由もある。もし、できそうな施設があったらぜひ行って欲しい。
だって、大量化学療法においてひどい疼痛を伴う粘膜炎を予防できて、粘膜炎罹患日数を1/10にできるんだもの。
また、僕たちは粘膜表面の細菌の除去には洗口だけではダメで、その後の粘膜清掃が重要だと考えている。
これはしっかりとした evidenceを出さなきゃだけど、多分そう。。。
ぜひ、患者さんの口腔ケア指導に、洗口後の粘膜清掃を加えて欲しい。
本当に粘膜炎の発生率も重篤度も大きく減少するから。。


intensive oral management



Intensive Oral Managementは made in Japan。
今、世界中でこれができるのは日本だけだと思う。

色々な意味で、Intensive Oral Managementが、
患者さんにとって心地のよい歯科のお節介になれたら嬉しい。


そして、Intensive Oral Managementを日本中に広めて、
日本が世界で一番がん患者さんに優しい国になれればいいなぁって、


本当にホントに思う。。。

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コメント
Re: モチベーション
あはは、僕も同様に悩んで10年以上経ちました。
この十数年でお医者さんからの信頼は何とか得られてきましたが、歯科からは目の上のタンコブのような存在です。正直、僕はがん患者さんに対しジェネラルな事しか出来ないし、何もアドバンテージがないからしょうがないのだけれども(^^;

いつでも来て下さい。

レジデントや大学院として来たら、数年間はがん口腔ケアに没頭出来るのにね(ネタもいっぱいあるし)。
うまく行けば、大学所属になって一生出来るかも。。。
↑まぁ、夢のような話ですが(^^;
モチベーション
優しいお気遣いのあるコメントありがとうございます(>_<。)←そんなに熱い女でしたでしょうか?(笑)

katsu先生と一緒に仕事が出来たらどんなにか私のモチベーションが上がることでしょう!!

一時期、「私は今ココで何をやってるんだ!これが本当に私のしたかったことなのか?!」と思いっきり悩んでしまい、ずいぶんと落ち込んでしまいまして…
今は「今ある環境で自分が出来る限りのことを精一杯やろう!」と、気持ちを切り替えることが出来てきているのですが、やっぱりもっと積極的に口腔ケアをやりたい。もっと専門的な知識と技術を臨床で学びたい。今ここで私は時間を無駄にしているのではないか?などと考えたりする時間が増えました。

先生の論文は、患者さんに寄り添った上でのEBMに基づいた論文だから、興味を持つ方が多いのだと思います。
特に周術期ケアは点数化されたこともあり歯科のない病院でも注目され始めているのでしょうか。私の病院でも症例がずいぶん増えました。

私の財産は、先生と出会えたことでしょうね☆素晴らしい人脈を得て私は幸せ者です。今は職場の都合で休みが取れないのですが、8月以降で先生のご都合の良い時にまた大学に見学に伺わせていただけたらいいなぁと思っております。つぎにお会いできる日までに少しでもパワーアップした自分に成長できるよう、私も“出来るペースで”頑張りますね(^^)/
S歯科衛生士さんへ(^^)
あはは、相変わらず熱いなぁ(^^;
医療提供する側が体調をくずしちゃ、本末転倒。出来るペースで行きましょうよ(^^)/

口腔ケア学会は内容として周術期絡みのものが多かったです。
幾つかの教育講演で僕の論文が引用されていて嬉しかったです(愛知がんセンターとか言われたけど・笑)。

モチベーション低下??どうした??らしくないぞ。
ガス抜きに新潟に来るかい。。
No title
今回の口腔ケア学会は都合がつかず不参加でした。先生の記事を読んで「やっぱり何としても行くべきだった!」と今更ながら悔やんでおります。
私も口腔外科学会で都立駒込の歯科衛生士さんに色々と教えていただいた事があります。都立駒込の歯科衛生士さんは皆さんがきちんとしたビジョンを持っていて、話していて本当に衝撃を受けました。あれだけの知識と技術を持って患者さんに接することが出来れば私ももっと患者さんを支援できるのに!と、自分が情けなくもあり、モチベーションも上がり…と、ハンマーで頭を叩かれたような気持ちになったのを思い出しました。

そういう私は、最近仕事そのものに対するモチベーションが若干下がり気味だったことに気付き、反省しきりです。
私がサボっている間にも、多くの患者さんが適切な口腔ケアを受けられずに苦しんでいたのですから…自分をもっと見つめ直して明日からの診療に繋げていきます。
私自身が、世界一がん患者さんに優しい歯科衛生士でいられるように。
今日の記事で目が覚めました。ありがとうございました。

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