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疼痛管理

2010年09月19日
今回は粘膜炎に続発する疼痛管理の話です。
粘膜炎で患者さんを最も苦しめるのが疼痛です。
疼痛により、経口摂取は困難になりますし、口腔ケアもできなくなります
そうなると
粘膜炎がひどくなり更に疼痛がひどくなり経口摂取量低下による低栄養
と言う悪循環に陥り、
最終的には
誤嚥や粘膜感染から敗血症
になります。
だから、この疼痛管理が粘膜炎管理の最も重要な部分になります。

ここ数週間かけて色々な方法で論文検索をしましたが、残念なことに麻薬性鎮痛剤等のオピオイドにつきるようです。
当然、MASCC/ISOOガイドラインでも骨髄移植をされた患者さんの疼痛管理にはモルヒネを推奨しています。
また、オピオイドに代わる全身投与で効果ある疼痛管理法として一時期注目されたSucralfateは以前示しましたが、放射線や化学療法に伴う疼痛緩和に使用することを推奨していません。その理由は放射線治療に関しては論文が少ない、化学療法に関しては効果の程度が一貫していないと言うことですから、大いに使用してエビデンスを築き上げたいものです!!

僕はあまり好きではないのですが、キシロカイン等の局所麻酔薬を含嗽剤として短期間の疼痛緩和には使用することも良いだろうと述べられています。すなわち、食事前とか口腔ケア前とかの使用です。
使用法
生食またはアズノール500mlを基本として
4%キシロカインを5ml、10ml、15mlと症状に合わせて増やす方法です。

口腔乾燥が強い場合は
グリセリン60mlを混ぜたりします。
このグリセリンは甘みがあり小児の患者さんには使用したことありませんが受け入れてもらえるかも知れません。
僕がなぜ嫌いかと言いますと、実際の患者さんを含めて効果があまり聞かれないことと、場合によっては味覚低下を招き患者さんのQOLを更に下げるからです。
もう一つ、アルロイドG、グリセリン等の粘膜保護材も使用してもよいと述べられています。僕はこれら2つしか知りませんがどなたか他の物をご存じなら教えて下さいね。

僕は現在ある保湿剤よりも口腔内保持能力と粘膜保護能力があるゲル状のもので万人に受ける物を開発することが今後の課題だと思っています。
サンスターさん
GCさん
亀田製菓さん
とか
どこかの会社が共同研究に手を挙げてくれないかなぁ、あはは(^^;
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